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附属産学連携新エネルギー研究施設

附属産学連携新エネルギー研究施設の入る3号館南棟

2005 年 10 月、先端研はトライアル連携による組織連携の第一号として、新日本石油(新日石)と環境とエネルギーに関する新形態の組織連携を開始しました。「環境と経済が両立したエネルギーのベストミックス社会」に向けた革新的な技術を共同で研究・開発し、エネルギーと環境が調和したサステナブル(持続可能)社会の実現に寄与することを目指したものです。2008 年 4 月には先端研内に新日石の研究員が常駐して共同研究を行う「ENEOS ラボ」が開設され、翌 09 年 2 月には 56 号館に共同研究拠点が開所されました。

この産学連携の延長として 3 号館南棟を「環境エネルギー研究棟」として新築し、これを新エネルギーの研究拠点とすることが計画され、これに先行するかたちで、2010 年 4 月、低炭素社会の実現に向けた先端研附属研究施設として産学連携新エネルギー研究施設が発足しました。新棟完成までは関係各研究室がヴァーチャルに連携する形態でしたが、2010 年 4 月には研究施設規則が、2011 年 9月には研究施設運用規程が制定され、新日石(2010 年から JX エネルギー)の寄付にも与って 2011 年8 月に 3 号館南棟が竣工すると、ENEOS ラボを含め、新エネルギー研究施設は新棟に入って研究活動を開始しました。

この新エネルギー研究施設を中心として、これまでNEDO 委託事業「ポストシリコン超高効率太陽電池の研究開発」(革新的太陽光発電技術研究開発)(中心研究者:中野義昭教授、2008 ~ 2014 年度)、最先端研究開発プログラム(FIRST)「低炭素社会に資する有機系太陽電池の開発」(中心研究者:瀬川浩司教授、2009 ~ 2013 年度)など、革新的研究・事業が推進されてきました。現在では CNRS とボルドー大学との国際連携によって設置されたNextPV(2014 年~)の事業などが進められています。

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