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社会連携研究部門 群集マネジメントが設置期間を終了し、
今後、本格的な研究活動へ

  • 先端研ニュース

2020年8月13日

日本で初めての群集マネジメントに関する社会連携研究部門を立ち上げたのは3年前でしたが、充実した活動のおかげで今日まで本当にあっという間でした。2ヵ月に1度必ず研究会やシンポジウムで集まって議論を続けてきました。参加企業9社(東日本旅客鉄道(株)、東京地下鉄(株)、全日本空輸(株)、成田国際空港(株)、(株)グッドフェローズ、鹿島建設(株)、三菱電機(株)、セコム(株)、(株)東京ドーム)は、立場は違えど群集を対象にして日々活動しており、さまざまな知見をお持ちです。どのように安全に群集を誘導するか、など熱い議論を交わすうちに、多くの新しいアイディアも生まれました。それがついに今年本となり、『群集マネジメント総論』として東京大学出版会から出版されました。新しい学問分野の幕明けといっても過言ではなく、群集マネジメントに携わる人の必読の書です。実際にこの知見が東京オリンピックの混雑緩和対策にも生かされていますし、コロナ危機での群集制御にも生かされつつあります。 そしてこのメンバーによる群集マネジメントのプロジェクトが、ついにJSTの未来社会創造事業に採用され、今年から研究が本格稼働しました。ますます目が離せない群集マネジメント、乞うご期待ください。

(数理創発システム分野・西成 活裕 教授)

東京大学出版会 群集マネジメント総論 ー 理論と実践 ー 東京大学社会連携部門 群集マネジメント研究会 著別ウィンドウで開く

社会連携研究部門 群集マネジメント

  • 2017年5月に行われた第1回群集マネジメント研究会
  • 東京ドームでの群集制御

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