減災まちづくり分野 廣井・春日・大津山・四井研究室
リスク評価・行動予測による減災まちづくりと都市計画
研究の関心:安全な都市空間の形成
- 「大都市防災」のテーマを中心に多種多様な研究を行っております。都市の「安全性」という機能は、何を目標とし誰がどう評価するのでしょうか?そしてそれは、利便性や快適性などその他の都市の性能とどのようにバランスをとり、どうやって実現すればよいのでしょうか?これらの手がかりとなる制度設計・計画立案のあり方について、都市計画的見地から研究しています。研究の方法論としては、災害調査、アンケート調査、非集計モデル、OR、ベイズ統計、機械学習、シミュレーション、ワークショップツールなどさまざまな手法を用います。ただのモデル化・可視化のみならず、自分で資料やデータを集め、自分で理論構築を行い、そして社会に向けた情報発信を含め、最終的に実装に結びつくような研究を志しています。
都市水環境の微生物リスクを監視する
ベトナムにおける下水中の薬剤耐性遺伝子のメタゲノム解析
- 抗菌薬が効かない薬剤耐性細菌が及ぼす健康リスクは、サイレント・パンデミックと称され、国際的な課題になっています。薬剤耐性細菌を制御するためには、ヒト、家畜、環境を一体的に捉えるワンヘルスの視点が重要になりますが、環境については未だ監視方法が確立されていません。特に、途上国の都市部では下水が未処理のまま環境中に排出されており、薬剤耐性細菌の拡散につながっています。我々は、網羅的かつハイスループットな分子生物学的手法を用いて、水環境や下水中の多様な薬剤耐性細菌を解析することで、都市の公衆衛生の状態を監視すると共に、リスク低減のための方策を研究しています。
ミニコラム
☆自己紹介
東京都文京区出身。都市防災の研究をしています。このような仕事をしていると、研究分野を選んだ理由についてよく聞かれますが、私の場合、研究テーマを選んだきっかけは偶然です。大学生のとき図書館をぶらぶらしていたら、たまたま堀内三郎先生が書かれた「建築防火」という書籍が目に留まりました。それまでは数理モデルを使って都市の形態や成り立ちを説明するような「都市解析」という研究分野に関心があったのですが、この本を読みすすめていくうちに、数理的方法で災害現象などを予測・分析し、防災対策に生かす研究も興味深いと感じるきっかけになりました。当時がアマゾンで本を買う時代だったら、こんな偶然の出会いはなかったかもしれませんね。その5年後くらいに、私が特任助教として初めて雇っていただいた研究室のボスが、堀内先生の研究室で学ばれた関澤愛先生だったという偶然があり、それから地震火災について詳しく指導いただくことになり、現在に至ります。第二の故郷が4年くらい住んでいた名古屋なことも影響しているのか、都市の中でも特に地下街が好きです。その他に好きなものはお米とハイボールとコーヒー。
☆研究室メンバーからみた廣井先生・穏やかで、優しくて、研究に対して、どこまでも真摯に追求する姿勢がかっこいい!
・とても親身になって第一に学生のことを考えてくれる
・知的でユーモアのセンスがある
☆自己紹介
東京都文京区出身。都市防災の研究をしています。このような仕事をしていると、研究分野を選んだ理由についてよく聞かれますが、私の場合、研究テーマを選んだきっかけは偶然です。大学生のとき図書館をぶらぶらしていたら、たまたま堀内三郎先生が書かれた「建築防火」という書籍が目に留まりました。それまでは数理モデルを使って都市の形態や成り立ちを説明するような「都市解析」という研究分野に関心があったのですが、この本を読みすすめていくうちに、数理的方法で災害現象などを予測・分析し、防災対策に生かす研究も興味深いと感じるきっかけになりました。当時がアマゾンで本を買う時代だったら、こんな偶然の出会いはなかったかもしれませんね。その5年後くらいに、私が特任助教として初めて雇っていただいた研究室のボスが、堀内先生の研究室で学ばれた関澤愛先生だったという偶然があり、それから地震火災について詳しく指導いただくことになり、現在に至ります。第二の故郷が4年くらい住んでいた名古屋なことも影響しているのか、都市の中でも特に地下街が好きです。その他に好きなものはお米とハイボールとコーヒー。
☆研究室メンバーからみた廣井先生・穏やかで、優しくて、研究に対して、どこまでも真摯に追求する姿勢がかっこいい!
・とても親身になって第一に学生のことを考えてくれる
・知的でユーモアのセンスがある
メンバー
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- 廣井 悠 教授
専門分野:都市計画、リスク工学、災害情報、火災工学
准教授 春日 郁朗(専門分野:水環境工学,環境微生物工学,都市水供給&水処理)
特任講師 大津山 堅介
助教 四井 早紀
研究室ホームページ
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