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ロボティック生命光学分野 太田研究室

ネットワーク型生命計測テクノロジー
光・流体・遺伝子技術を融合し、人知を超え、拡張する

自律的な生命計測装置

お互いの顔を見る(光学情報)だけで、私達は色々と分かり合えます。では、例えば細胞を物理的に観察するだけで、細胞の種類や状態や未来はどこまで分かるのでしょうか。多様で大量な細胞を私達の目で一年中毎日観察し続けても、細胞や組織や生命の仕組みへの理解が不十分なため、中々難しそうです。一方私達のラボでは、多次元計測データから演繹して生体情報の真価を取り出すべく、究極的には「装置が自律的に考える」生命計測解析を目指しています。

ネットワーク型生命計測テクノロジー

自律的な生命計測解析の実現には、ハード・ウェット・ソフト技術の統合が必要です。そこで私達は、発展著しい最先端光イメージング・流体・遺伝子計測技術の、ネットワーク化(賢い繋ぎ合わせ方)に日々頭を捻り、アイデアを議論して、チームで楽しく実現しています。国内外大学や研究所の機械学習や医学生物学の専門家、業界をリードする企業との共同研究開発も活発です。また本技術を用いて、生物学と物理学の境界領域開拓や、生物の物理情報的な解釈等、挑戦的な基礎科学課題に取り組みます。1細胞解像度での多細胞システム動態理解を目指す生物学にも、本技術で強力に貢献します。

技術統合や概念実現の過程で、新しい機能を実現する光イメージング・マイクロ流体・遺伝子解析・情報工学・工学技術が次々に生まれてきます。萌芽的で価値のある技術を積極的に世に出し、国際的な企業・産業化、実用化に取り組むチャレンジも行っています。

  • 機械学習駆動型イメージングセルソーター

    機械学習駆動型イメージングセルソーター

  • 単一細胞由来細胞外微粒子の経時計測

    単一細胞由来細胞外微粒子の経時計測

  • 3次元培養細胞の高速3次元解析プラットフォーム

    3次元培養細胞の高速3次元解析プラットフォーム

ミニコラム
太田研は、多様な興味とバックグラウンドを持ったメンバーが、互いの強みを活かし、学び合い、分野を横断した発想を生み出すことで、次世代のバイオテクノロジーと生物医学・生物物理学を切り拓くラボです。個々の専門性を尊重して育み、やがて越境して協力して 難しい問題を解くことに勇気を持って取り組むチームです。大事にしているのは、メンバー間の積極的なコミュニケーション。オンラインツールも積極的に導入し、問題を共有し、解決策を一緒に考えます。それよりも大切にしているのは対面で議論し、アイデアを出し合うこと。いつでもどこでも気軽に話せるよう、色んな所にホワイトボードを置いています。私自身も出来る限りラボ内でメンバーと共に過ごし、直接話すことを心がけています。そして僕も、実験したいです。これからもみんなで最先端を走っていけるよう、楽しく懸命に、研究に邁進していきます。

メンバー

  • 太田 禎生 准教授
  • 専門分野:光イメージング、マイクロ流体、バイオ工学、 情報生命、融合計測
  • 服部 一輝 特任助教
  • 専門分野:オルガノイド、細胞内シグナル伝達、マイクロ流体技術
  • 江口 晃弘 特任助教
  • 専門分野:細胞シグナル、バイオエンジニアリング、プロテオミクス、ケミカルバイオロジー

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