研究者一覧
- 特任准教授Project Associate Professor
- 早川 公HAYAKAWA Ko
- 寄付研究部門 ごきげんな地域づくり(Well-Being Community)人材育成研究
略歴
2012年 3月 | 筑波大学大学院人文社会科学研究科国際政治経済学専攻(一貫制博士課程)修了 |
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2012年 4月 | 株式会社ワークスアプリケーションズ エンジニア |
2012年 9月 | 筑波大学人文社会科学研究科 非常勤研究員 |
2015年 6月 | 宮崎大学みやだいCOC推進機構 助教 |
2017年 4月 | 仁愛大学人間学部 講師 |
2019年 4月 | 大阪国際大学経営経済学部 准教授 |
2022年 4月 | 事業構想大学院大学 客員准教授 |
2023年 4月 | 大阪国際大学基幹教育機構 准教授 IR室長兼FDセンター長 |
2024年 4月 | 東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授 |
研究分野
現在は、以下の3つの関心から研究・教育・実践をしています。
(1)「これからのまちづくり」の理念や実践に関する研究
主に開発人類学や地域活性研究、ソーシャルイノベーション論の観点から、「まちづくり」と呼ばれる地域開発やコミュニティ・デザインについて関心があります。とくに「アナーキーなまちづくり」という観点から、現在のまちづくり施策を相対化しながらこれからのあり様を考えています。
対象:つくば市(筑波山麓地域)、九州山地の在来作物の調査など
(2)地域志向教育の構想や設計に関する研究
(1) のトピックに取り組むにあたって、とくに大学教員になってから教育との連関を強く意識するようになりました。その関心に基づき、地域志向教育(あるいはCommunity-Based Learning)の制度や教授法についてのSoTL(Scholarship of Teaching & Learning:教育と学習の探究)を進めています。
対象:門真団地(大阪府門真市)でのCBLや、文科省COC(地の拠点整備事業)など日本の地域志向教育の制度
(3)文化人類学を社会・地域・組織に応用する方法論の研究
(1)や(2)に関連して、昨今ビジネスや公共領域でフィールドワークやエスノグラフィ(分析)という文化人類学の主要な方法を問題解決に適用する方法が注目されており、その方法の開発や応用人類学の学説史研究に取り組んでいます。
現在の取組み:バリアフリー支援事業への関与、NPOの質的な事業評価法の開発、大学行政業務(IRやFD)へのデザイン思考等のアプローチ
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これらの関心のもとに、先端研ではこれからの地域づくりを引き受ける人間の資質に関する研究と、それに並行して人材育成プログラムの社会実装のプロジェクトを担当しています。
キーワード
文化人類学、応用人類学、まちづくり、地域志向教育、共創