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寄付研究部門 ごきげんな地域づくり(Well-Being Community)
人材育成研究

人々と街をごきげんにする人材を育てる

日本の社会課題は複雑化する一方で、自治会等の地域団体の体力は減退し、また行政のリソースも限られています。課題解決のためには、地域を面的に捉え、利害関係の異なる複数アクターの連携と協働を促すコーディネート人材の育成が急務です。そのため、非政府・非営利型の中間支援組織が、産官民の縦割りを超えてパートナーシップを確立し、社会課題解決の手段をともに計画し、自らもそこに参与して課題解決に取り組むことに対する社会的なニーズが高まっています。このことは多くの人たちが提唱するようになっていますが、優秀なコーディネーターが果たしているコーディネート機能の再現と社会実装は困難で、いかなる分野でも難航しています。そこで本研究部門は、こうした課題解決に取り組むため、子どもの居場所の地域コーディネーターや分野を超えた地域での官民連携コーディネーターに求められる資質の指標開発と研修プログラムの開発、およびその社会実装を行うことを目的とします。

地域コーディネーター人材に期待されることは多岐に及びます。しかしながら、それらを卓越した水準で遂行するためにどのような人材育成を行うべきかについての研究・教育の蓄積は少ない状況があります。本研究部門では、「地域における社会課題の特定とその背景構造の分析」、「当該の社会課題に関与する多様なステークホルダーとの積極的連携・信頼関係の構築、理念の共有」、「課題解決に必要となる財源の確保」、「課題解決の短期及び中長期的な計画立案の共創」、「地域に没入した課題解決への参与」、「当該地域における取り組みの持続性の計画」などの側面について、必要となる知識・技能・態度・パッションのあり方をテーマとした国際・地域比較研究を行います。こうした活動を通じて、子どもの居場所づくり、および地域・社会課題のさまざまな分野での卓越した人材のスキームを確立し、並行してそのスキーム(ルーブリック)に基づく人材育成プログラムを開発し、その社会実装と、実施を通じた評価と改善を行ないます。

連携機関

メンバー

近藤 武夫 教授

近藤 武夫 教授

早川公 特任准教授

早川 公 特任准教授

特任助教 大野 はな恵

大野 はな恵 特任助教

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