研究者一覧
- 特任准教授Project Associate Professor
- 伊藤 志信ITO Shinobu
- 先端アートデザイン 分野
- 社会連携研究部門 先端アートデザイン
- shinobuitoaad.rcast.u-tokyo.ac.jp
- URL
- URL
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2024 Master Book(先端アートデザイン 分野) (PDFファイル:933KB)
2024 Master Book(社会連携研究部門 先端アートデザイン) (PDFファイル:963KB)
略歴
1988年 3月 | 多摩美術大学 生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻 卒業 |
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1988年 4月 | SONY CRIATIVE Inc. (CBS SONY) 企画制作部 |
1996年12月 | ドムスアカデミー デザインマスター(ミラノ)修了 |
2002年11月 | STUDIO ITO DESIGN/伊藤節+伊藤志信デザイン研究所 (ミラノ) 代表取締役 |
2002年 6月 | ドムスアカデミー デザインマスター(ミラノ) 契約教授 |
2007年10月 | 経済産業省JAPANブランド育成支援事業、富山大学芸術文化学部、富山県高岡市アドバイザリーボードメンバー |
2013年 4月 | 社団法人日本流行色協会 JAFCA アドバイザリーボードメンバー |
2014年 9月 | ミラノ工科大学 デザイン学部(ミラノ)契約教授 |
2016年11月 | ADI イタリアインダストリアルデザイン協会(イタリア)メンバー |
2017年10月 | Raffles Milano Istituto / ラッフルズ デザインマスター 修士課程(ミラノ)契約教授 |
2018年 1月 | 東京大学 先端科学技術研究センター 客員研究員 |
2018年 4月 | 多摩美術大学 客員教授 |
2021年 2月 | 東京大学 先端科学技術研究センター 特任准教授 |
研究分野
サスティナブルな社会を目指して、私たちはデザイナーは何ができるのだろうか?
その鍵は自然にあります。生物への畏敬を基調とした禅の教えや日本人に生来備わった自然観を主眼にしたデザイン研究、命が宿るタンジブルな自然素材を生かし、常に新しい命を吹き込んでいく、サスティナブルでありながら変異していくデザイン、マテリアルごとの特性からその生産プロセスをデザインして新しい価値を生むマテリアルプロセスとデザイン。限りある自然素材を二次加工してつくるポスト自然素材を活かしたデザインに視点を当てていきます。
持続可能な社会のためのデザインには守るべき多くのポイントが挙げられます。再生できること、再生したマテリアルを使用すること、自然素材を使用すること、環境エネルギー分野との共同、バイオテクノロジー分野との共同、無駄な生産をしないこと、少ないコストで人を幸せな気持ちにさせること、僻地、第3諸国の人々の仕事を支えること、健康医療を考慮すること、食生活を充実させること、住環境を充実させること、教育環境を整えること、等です。これらの観点から、サスティナブルでインクルーシブな社会のためのデザインの実験と研究を行って参ります。
科学技術の発展は世の中を便利にしてきましたが、時に人を不安にさせます。一方、同じ技術であってもクラフトマンの技術は人を安心させる要素をもっています。クラフトマンシップの持つ癒し、歴史と伝統から得る安心感とは何なのでしょうか?歴史的に繰り返されるパンデミック、世界恐慌、環境問題に揺れる社会不安の中、科学技術とクラフトマンシップが同進行するデザインの融合が望まれます。自然との関わりと伝統的な手法、それと科学技術のスタートラインを同一にし、予期せね創造性の発掘を試みる事が大切だと思います。
- STONE FOREST / Errebi Marmi 2019(イタリア)
- MY FUSION テーブルウェアコレクション / Guzzini 2016 -(イタリア)
- AU ソファー / Edra 2003(イタリア)
受賞
- 2019年 9月 マエストロ・ダ・アルテ・ デッラ・ピエトラ賞(イタリア)
- 2018年 グッドデザインアワード(アメリカ)
- 2018年 4月 ミラノデザインウィーク ベストプレイフルネス賞(イタリア)
- 2017年 NY NOW ベストプロダクト賞(アメリカ)
- 2016年 4月 フオーリサローネ ベストエンゲント賞(イタリア)
- 2016年 2月 JPC日本パッケージデザイン賞(日本)
- 2015年 9月 レッドドットアワード コンセプト部門 ベストオブベスト賞(ドイツ・シンガポール)
- 2015年 9月 デザインプラス賞(ドイツ)
- 2011年 7月 ゴールデンコンパス賞(イタリア)
- 2011年 7月 ゴールデンコンパス・メンツィオーネドノーレ賞(イタリア)
- 2008年 1月 インテリアライフスタイル 東京アワード(日本)
- 2001年11月 とやまデザイン賞(日本)
- 2001年10月 グッドデザイン賞(日本)
キーワード
サスティナブルデザイン、手とコミュニケーションから生まれる伝統技術とデザイン、地域共創