研究者一覧
- 教授Professor
- 岩本 敏IWAMOTO Satoshi
- 極小デバイス理工学 分野
略歴
2002年 3月 | 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 博士課程 |
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2002年 9月 | 東京大学生産技術研究所 助手 |
2003年 7月 | 東京大学生産技術研究所 講師 |
2003年 9月 | 東京大学先端科学技術研究センター 講師 |
2007年10月 | 東京大学先端科学技術研究センター 准教授 |
2009年 4月 | 東京大学生産技術研究所 准教授 |
2019年 4月 | 東京大学生産技術研究所 教授 |
2019年 5月 | 東京大学先端科学技術研究センター 教授 |
研究分野
フォトニックナノ構造とトポロジカル波動工学
フォトニック結晶とは光の波長程度の屈折率周期構造をもつ人工光学材料で、それを利用することで従来の材料では困難であった様々な光制御技術や特異な光学現象などの実現が可能となります。我々は、このフォトニック結晶をはじめとするフォトニックナノ構造を用いた光および光と物質の相互作用の制御とその応用に関する研究、特に発光素子や量子光学素子への展開を目指した研究を行っています。また、フォトニックナノ構造を用いて光渦やポアンカレビームなどの特殊な光波の生成とその応用に関する研究も進めています。さらに、トポロジーの概念を用いて光や音波、弾性波の新たな制御とそれを応用した新規デバイスの実現を目指したトポロジカル波動工学の研究も進めています。
現在の主な研究テーマは以下の通りである
- フォトニックナノ構造の設計・作製技術
- フォトニックナノ構造を用いた発光制御
- フォトニックナノ構造における量子光学と固体共振器量子電気力学
- フォトニックナノ構造における光のスピン軌道相互作用とその応用
- トポロジカルフォトニクス・フォノニクス
- 半導体フォトニック結晶
- トポロジーの概念を用いた光や弾性波の制御
受賞
- 2001年 3月 応用物理学会講演奨励賞
- 2005年 9月 International Conference on Solid State Devices and Materials Best Paper Award
- 2009年 3月 電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ 活動功労表彰
- 2012年 4月 文部科学大臣表彰若手科学者賞
- 2013年 3月 電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ 活動功労表彰
- 2017年 4月 APEX/JJAP Editorial Contribution Award
- 2018年10月 The 23rd Microoptics Conference, Best Paper Award
- 2019年 3月 電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ 活動功労表彰
- 2020年 3月 APEX/JJAP 編集貢献賞
- 2020年 5月 第44回レーザー学会業績賞・論文賞(解説部門)
- 2020年 9月 OSA Fellows選出
- 2021年 5月 第45回レーザー学会業績賞・論文賞(解説部門)
- 2022年10月 ドコモ・モバイル・サイエンス賞 基礎科学部門優秀賞
キーワード
フォトニックナノ構造、トポロジー、光共振器、レーザ、量子光学
大学院・専攻
- 工学系研究科電気系工学専攻
- 工学系研究科先端学際工学専攻