研究者一覧

- 特任講師Project Lecturer
- 髙橋 麻衣子TAKAHASHI Maiko
- 社会包摂システム 分野
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2023 Research Book (PDFファイル:1.1MB)
略歴
2007年 9月 | 東京大学大学院教育学研究科博士課程 単位取得退学 |
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2007年10月 | 東京大学先端科学技術研究センター リサーチフェロー |
2008年 4月 | 東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員 |
2012年 4月 | 日本学術振興会特別研究員(PD) |
2013年 4月 | 東京大学大学院教育学研究科 博士号(教育学)取得 |
2016年 1月 | 日本学術振興会特別研究員(RPD) |
2018年 8月 | 東京大学先端科学技術研究センター 講師 |
2022年 4月 | 東京大学先端科学技術研究センター 特任講師(~2024年3月) |
研究分野
現代に生きる私たちに求められる知性とはどのようなものか、変化の激しい現代を生き抜く子どもたちに習得させるべき能力はなにか、という問いに答えるべく、認知心理学の基礎研究と、子どもたちへの指導実践研究をしています。
ネットワークの発展にともない、各人が所有する知識の在り方が変容してきました。ワープロやスマホの普及により手書き文字の使用機会が減り、キーボード入力や音声読み上げによって言語情報のやりとりが可能になりました。電子メールやSNSの普及に伴いコミュニケーションの方法も変化しています。このような情報化社会で求められる知性、学校現場で育成すべき能力は、ひと昔前と大きく異なってきています。例えば、自力での読み書きができなくてもテクノロジーに読み書きを代替してもらえるようになりました。これまで読み書きの習得に割いていた時間を、学びの深化のための時間に使うことができます。一方で、即時フィートバックが求められるコミュニケーション形態によって直感的、反射的な思考力を発揮する場面が増える一方で、じっくりと考える能力が失われているという懸念もあるでしょう。
学校現場にICTを導入することで、新しい学びを提供することが可能になりました。私たちはどのような子どもたちにどのようにICTを導入すべきか、そして、ICTの利活用によってどのような能力を伸ばすべきかについて、子どもの認知プロセスに即した提案を行っています。特に、読み書きを含む学習に困り感のある子どもの認知特性を精査し、それぞれに適した情報の入出力の方法を提案しその効果を検証しています。
さらに、学習者本人をエンパワメントするだけでなく、教員による子どもの特性の把握の支援や指導法の開発、さらに教室環境を調整するアプローチによって、子どもたちそれぞれにアダプティブであり、真にアクティブな学びを提供することを目指しています。
ネットワークの発展にともない、各人が所有する知識の在り方が変容してきました。ワープロやスマホの普及により手書き文字の使用機会が減り、キーボード入力や音声読み上げによって言語情報のやりとりが可能になりました。電子メールやSNSの普及に伴いコミュニケーションの方法も変化しています。このような情報化社会で求められる知性、学校現場で育成すべき能力は、ひと昔前と大きく異なってきています。例えば、自力での読み書きができなくてもテクノロジーに読み書きを代替してもらえるようになりました。これまで読み書きの習得に割いていた時間を、学びの深化のための時間に使うことができます。一方で、即時フィートバックが求められるコミュニケーション形態によって直感的、反射的な思考力を発揮する場面が増える一方で、じっくりと考える能力が失われているという懸念もあるでしょう。
学校現場にICTを導入することで、新しい学びを提供することが可能になりました。私たちはどのような子どもたちにどのようにICTを導入すべきか、そして、ICTの利活用によってどのような能力を伸ばすべきかについて、子どもの認知プロセスに即した提案を行っています。特に、読み書きを含む学習に困り感のある子どもの認知特性を精査し、それぞれに適した情報の入出力の方法を提案しその効果を検証しています。
さらに、学習者本人をエンパワメントするだけでなく、教員による子どもの特性の把握の支援や指導法の開発、さらに教室環境を調整するアプローチによって、子どもたちそれぞれにアダプティブであり、真にアクティブな学びを提供することを目指しています。
受賞
- 2014年11月 日本教育心理学会城戸奨励賞
キーワード
教育心理学、認知科学、ICT教育