研究者一覧

- 教授Professor
- 森 章MORI Akira
- 生物多様性・生態系サービス 分野
- 未来戦略ライフサイクルアセスメント連携研究機構
- akkym
g.ecc.u-tokyo.ac.jp
- URL
略歴
2003年 4月 | 日本学術振興会 特別研究員DC |
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2004年 3月 | 京都大学大学院農学研究科地域環境科学専攻博士後期課程 修了 |
2004年 4月 | 日本学術振興会 特別研究員PD |
2005年 9月 | 日本学術振興会 海外特別研究員 |
2008年 2月 | 横浜国立大学大学院環境情報研究院 特任教員(助教) |
2011年 4月 | 横浜国立大学大学院環境情報研究院 准教授 |
2021年 4月 | 横浜国立大学大学院環境情報研究院 教授 |
2022年 4月 | 東京大学先端科学技術研究センター 教授 |
研究分野
当研究室では、『生物多様性の原因と結果を探る』ための基礎と応用の生態学に注視しています。そこで、野外フィールドでの観察や操作実験、統計モデルや数理計算、さらには社会アンケートといった多様なアプローチに基づいて研究活動を展開しています。とくに、陸域生態系の維管束植物や節足動物、真菌などの生物相を対象に、局所的に共存する生物集団のメンバー構成を決めている主要因を、「偶然性」と「必然性」の双方から探る基礎研究を行っています。そして同時に、生物多様性が支える機能性、人間社会への公益性について、理論的理解の深化と実社会への実装を目指した応用研究を実施しています。自然からの人間社会への恩恵は、生態系サービスとして知られています。ただ自然があれば良いわけではなく、生物多様性の高いシステムほどに様々な生態系サービスが高まることが知られています。たとえば、樹種多様性に富む森林ほどに、樹木の一次生産を介した炭素吸収が高まり、結果として気候変動緩和に繋がることを定量的に示してきました。このような『生物多様性が生態系サービスを支える』という現象の背景にあるメカニズムを解くための研究を実施しています。そして、一連の知見を実社会に実装することで、気候変動をはじめとする多くの社会環境問題の解決に対して、生物多様性が持つ価値を示すことを目指しています。
図1:知床国立公園の天然林
図2:高山ツンドラでのフィールドワーク
図3:高緯度北極圏エルズミア島での調査キャンプ
受賞
- 2009年 3月 日本生態学会宮地賞
- 2022年 2月 日本学術振興会賞
- 2022年 4月 東京大学卓越研究員
キーワード
生物多様性の維持メカニズムと公益性を定量化する基礎及び応用研究
大学院・専攻
- 工学系研究科先端学際工学専攻