寄付研究部門 量子ドットイノベーションラボ(TOPPAN)
量子ドット科学技術が拓くイノベーション
量子ドットは、次世代ディスプレイ、量子ドットレーザー、高感度センサーなどへの実用化が進み、次世代フォトニクスおよび量子デバイスを支える中核技術として大きな期待を集めています。近年では、従来のエピタキシャル量子ドットに加え、低コスト・大面積プロセスに適したコロイダル量子ドットの重要性も急速に高まっており、情報通信、センシング、エネルギーなど幅広い分野への応用が期待されています。一方、そのさらなる発展には、高品質な材料合成・プロセス技術や精密評価技術の確立に加え、環境調和型材料の開発、表面配位子制御による欠陥低減、大気中での長期安定性の向上など、多くの基盤的課題の解決が求められています。
このような背景のもと、本寄付研究部門は、東京大学における教育・研究のさらなる発展と、TOPPANが推進する次世代デバイス実装技術およびナノ粒子応用技術の高度化を通じて、量子ドット科学技術の発展と我が国の産業競争力の強化に貢献することを目的として、2026年7月に設立されました。
本研究部門では、東京大学が長年培ってきたエピタキシャル量子ドット・コロイダル量子ドットに関する学術的知見、量子光計測・量子デバイス技術と、TOPPANが有するコロイダル量子ドットを中心としたナノ粒子の合成・プロセス・応用技術を融合し、量子ドットをはじめとするナノマテリアル・ナノ構造の基盤科学からデバイス創製、さらには社会実装までを見据えた研究を推進します。また、本分野を担う若手研究者・技術者の育成を通じて、次世代量子技術を支える人材育成と新たな産業領域の創出を目指します。
今後5年間は、エピタキシャル量子ドット、コロイダル量子ドットおよび関連ナノマテリアルの高機能化・高品質化に向けた材料・プロセス技術の高度化と光量子物性評価に関する研究開発を推進するとともに、光電融合技術や量子技術をはじめとする次世代情報基盤への応用を視野に入れた量子ドットデバイスの社会実装を進め、その成果を基盤とする新たな産業領域の創出を目指します。本研究部門は、産学連携によるオープンイノベーションを通じて、量子ドット科学技術の新たな発展と、その成果の社会還元に貢献してまいります。

寄附研究部門の概要

量子ドットレーザ:社会実装の例
連携機関
- ・TOPPAN 株式会社
メンバー

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- 小関 泰之 特任教授
専門分野:光量子イメージング

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- 荒川 泰彦 特任教授
専門分野:量子ナノデバイス

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- 立間 徹 特任教授
専門分野:電気化学デバイス
<2026年7月現在>
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