研究者一覧

- 准教授Associate Professor
- 醍醐 市朗DAIGO Ichiro
- 高機能材料 分野
- 未来戦略ライフサイクルアセスメント連携研究機構
- 先制的 LCA 社会連携研究部門
- daigo
material.t.u-tokyo.ac.jp
- Tel
- 03-5452-5269
- URL
略歴
2000年 3月 | 京都大学大学院エネルギー科学研究科修士課程修了 |
---|---|
2000年 4月 | (株)日本総合研究所 研究員 |
2002年11月 | 東京大学大学院工学系研究科 寄付講座教員 |
2005年 3月 | 京都大学大学院エネルギー科学研究科博士課程修了 |
2008年 4月 | 東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 特任助教 |
2009年 3月 | 東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 特任講師 |
2011年 4月 | 東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 特任准教授 |
2021年 2月 | 東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 准教授 |
2021年 4月 | 東京大学先端科学技術研究センター 准教授 |
研究分野
物質・エネルギーのフローやストックの動態を明らかにすることで、環境問題の解決に向けた研究を進めています。
材料の物質フロー・ストックを数理モデル化する
社会的急務となっている脱炭素の達成を含め、持続可能な社会への移行に際して、材料を使わず達成することは難しいと考えられます。一方、現在の材料は、有限な天然資源を採掘し、化石燃料を用いて生産し、使用済み材料の一部は散逸するなど、持続可能な材料の使い方になっておらず、社会全体の材料のフローやストックもほとんど定量されていません。特に、使用済み製品からリサイクルされるフローについては観測が困難で、その実態は明らかになっていません。そこで、私たちの研究室では、持続可能な資源・エネルギー利用を目指した物質ストック・フローモデルを構築することで、材料の持続可能な生産・消費・リサイクルのあり方の提示を目指しています。具体的には、モデルに必要な物質のストック・フローの動態の解明、最適化に必要な持続可能性指標の開発、材料高機能化の定量評価手法の構築、材料リサイクルの評価方法の確立、材料リサイクルにおける不純物コンタミの実態の解明などを研究しています。
脱炭素社会に向けたLCA手法の開発
現在、製品開発、事業活動、プロジェクトにおいて、LCA(ライフサイクルアセスメント)による温室効果ガス排出量の定量が求められてきています。しかしながら、従来のLCA手法は、静的な評価であったり、社会全体での影響が十分に考慮されていなかったり、今のニーズを満たしていません。そこで、私たちの研究室では、先述の物質・エネルギーの社会全体でのフロー・ストックも考慮した動的なLCA手法を開発しています。
受賞
- 2021年1月 Resource, Conservation and Recycling 最多ダウンロード論文賞2020
- 2019年7月 Resource, Conservation and Recycling 論文賞2018
- 2013年3月 日本鉄鋼協会 学術記念賞(西山記念賞)
- 2010年1月 日本LCA学会 奨励賞
- 2009年3月 日本鉄鋼協会 研究奨励賞
- 2004年10月 第6回エコバランス国際会議 最優秀ポスター賞
- 2004年5月 日本材料学会 優秀講演発表賞
キーワード
産業エコロジー、マテリアルフロー分析、ライフサイクルアセスメント、資源循環
大学院・専攻
- 工学系研究科 マテリアル工学専攻
- 工学系研究科 先端学際工学専攻